綾香

処女喪失編

覗かれたオナニー

 小林諒の目の前で、信じられない出来事が起こっていた。
 クラス一の美少女で、諒が一目見かけた時から想いを寄せる藤城綾香がオナニーしているのだ。
 腰までの豊かな黒髪、はちきれんばかりに育った胸と、それとは対照的に引き締まった腰、ミニスカートから覗く太股は雪のように白く、彼女は諒の女神だった。成績もよくスポーツも万能、それでいて男女両方から人気があり、面倒見の良い性格で多くの生徒に慕われていた。家も裕福で、ちょっとしたお嬢様らしい。安アパートで母親と2人暮らしの諒とは大違いだ。そして、その綾香が淫らに股を開き自分を慰めている。

 「あふ・・・ん・・・・」
 くちゅり・・・・
 綾香の指がパンティの股間部分をなぞる。そこはすでに粘つく液汁で潤っていた。指先が股間の一点を集中して攻め、すばやく擦りあげる。
 「あん・・・感じちゃう・・・・」

 諒は運動が苦手で、勉強もそれほど出来るわけではない劣等生だった。友達もほとんどいない。趣味といえばパソコンとゲームくらいのいわゆるオタクだ。
 教師にも嫌われていて、今日は誰も使わない資料室の掃除を命じられていた。
 こんなところの掃除をするのはばからしく、大雑把に整理し見た目だけは掃除をしたように取り繕ったあと、教卓の陰に潜り込み携帯ゲームで遊んでいた。

 その資料室で、あの綾香がオナニーしている。
 綾香は資料室に入ってくるなり、入り口につっかい棒をしてドアを開かなくした。諒が室内にいることには気付いていなかった。諒は自分の幸運を神に感謝した。綾香は机の上に座ると、おもむろに股を開き、股間に指を這わせ始めたのだ。うまい具合に体が諒の隠れている教卓のほうを向いている。

 「はぁ・・・あぁんっ! せ、先輩・・・・」
 諒はギクリとした。綾香が一年上の先輩氷上雅樹と付き合っているという噂は本当だったのか。氷上といえば、その整った顔立ちで女生徒に人気がある男だったが、裏では数多くの女を騙しているという噂だった。校内でも、彼に処女を奪われたとされる女生徒は多い。言うまでもなく、諒は氷上が嫌いだった。
 その氷上と綾香が付き合っている・・・・。綾香の処女もじきに奪われてしまうだろう。

 諒はポケットからデジカメを取り出した。パソコンオタクである彼は、いつもデジカメを持ち歩いていた。フラッシュを切り、震える指でシャッターを押す。

 「いいよぉ・・・・気持いいよぉ・・・きゃうんっ! ・・・んはぁ・・・」
 悩ましい喘ぎと官能的な吐息が、清純そうな口から漏れる。 
 ぬちゅ、くちゅ、・・・・ちゅぷり・・・・
 パンティから染み出してきた淫汁が卑猥な音を立てる。綾香は布越しの愛撫ではものたりなくなったのか、パンティを脱ぎ始めた。
 諒は綾香の淫裂を目に捉えた。ショックのあまり頭がクラクラしてくる。手ぶれに注意し、夢中になってシャッターを押した。
 綾香の股間からは愛液が溢れ、机の上に淫らな水たまりを作った。指が軽やかに性器の上を舞い、愛撫をしながら愛液を塗り広げた。この様子だと、オナニーは慣れているようだ。
 ふいに片手をVの字にし、パックリと陰唇を押し開く。そして逆の手の小指をゆっくりと膣口に押しあてた。
 「あく・・・・ん・・・・ふぁ・・・・」
 小指が膣内に潜り込んでいく。
 (綾香・・・・駄目だよ・・・そんなことしたら処女膜が破れてしまうかもしれない・・・・)
 諒の知る限りでは、綾香は処女のはずだった。膣口にはかろうじて指が出入りするくらいの孔しか開いていないだろう。綾香もそれを気にしているのか、指の挿入は慎重だった。痛みがあるのか、時々顔をしかめている。結局数回ピストンしただけで指は引き抜かれた。
 綾香は愛液をまとった指を鼻先に持ってきて臭いを嗅ぎ始めた。
 「・・・・へんな匂い・・・・エッチな匂い・・・・」
 愛液を鼻の下になすり付ける。逆の手では、クリトリスの愛撫が再開されていた。どうやら、自らの秘所の匂いを嗅ぎ、気持を高ぶらせるのが目的だったようだ。

 あまりの淫乱な行為に諒は頭が爆発しそうだった。今すぐ出ていって犯したい。しかし、諒の腕力では綾香を押さえつけ声を立てさせないようにしながら犯すのは無理だろう。諒は股間に手を伸ばし、ズボンのジッパーを開けペニスを取り出した。包茎の若々しいペニスは痛いほどに勃起し、ビクビクと震えていた。しっかりと握り、自分を慰める。それでも逆の手で綾香の痴態を撮り続けていた。

 ふいに綾香が机から降り、上半身を机に投げ出し諒のほうにお尻を向ける格好になった。
 「先輩・・・綾香を・・・エッチな綾香を犯してください・・・・」
 諒は一瞬にして頭に血が上った。氷上に対する殺意が沸き上がる。綾香はその姿勢のまま淫裂を嬲りはじめた。愛液が真っ白な太股を伝って垂れ落ちる。
 むちゅ、くちゅ、ねちょ、にちゅり・・・
 淫裂では愛液がきらめく糸を引きながら卑猥な音を立てていた。諒の手にも力がこもる。氷上に対する怒りと目の前の光景のおかげで、普段の数倍激しいオナニーだった。
 「あぁ・・・・綾香の処女を奪ってください・・・ひゃうっ! 綾香は本当は淫乱な娘なんです・・・めちゃくちゃに犯してください・・・あんっ!」
 綾香は時折腰を跳ね上げながら自慰に没頭した。呼吸が乱れ、徐々に登り詰めつつあるようだ。
 「あぁ・・・先輩・・・綾香・・・・いっちゃ・・・あぁぁぁぁっ!!」
 ぷしゃっ! しゃあぁぁぁぁっ!
 綾香の股間から黄金の液体が迸った。
 どびゅっ! びゅくるっ! びゅどるるるっ!
 諒もそれに合わせ精を放出する。
 綾香は足をがに股にし、小便がかからない格好をとった。あの清純な綾香がこれほどはしたない格好をするとは、諒には信じられなかった。優等生の綾香が学校でオナニーをしてそのまま放尿する・・・・その姿もしっかりとデジカメに収めた。
 綾香は腰を震わせて尿を絞り出した。諒もそれとシンクロさせるかのように射精を続ける。自分でも信じられないほどの精液の量だった。
 綾香の放尿が終わると共に諒の射精もおさまった。綾香はしばらくそのままの姿勢で呼吸を整え、ハンカチを取り出し股間を拭き始めた。
 太股に垂れ落ちた愛液と尿の飛沫も綺麗にした後、濡れたパンティを履き直す。あたりを少しキョロキョロと見回し、部屋の隅にロッカーを見つけるとそちらに行き戸を開けた。雑巾を見つけると、それを持ち自分が汚した床を拭き始める。
 諒は、そんな綾香の姿を見ていると、自分がオナニーした後精液の処理をする光景を思い出した。今の綾香も快感の余韻と後始末の虚しさで複雑な心境なのだろうか。
 綾香は床を拭き終えると、雑巾を部屋の隅のほうに広げて置いた。そのまま乾燥させるつもりなのだろう。そして一息ついた後部屋を出ていった。

 諒は綾香が戻ってこないよう少しの間そのまま待ち、それから教卓の下から抜け出すと綾香の使っていた机の元に行った。床は拭いたが机は拭き忘れたようだ。そこには綾香の愛液が残っていた。
 ひとすくい指に取り、匂いを嗅いでみる。独特の刺激臭が鼻を刺した。先ほどあんなに放出したというのに、再びペニスが固くなってきた。諒は机に舌を這わせ、愛液を舐め始めた。
 綾香の味が口内に広がる。ふいに涙が溢れてきた。綾香を愛している。どうしても自分のものにしたい。諒はいたたまれない気持を押さえつけるかのようにペニスを擦った。
 しかし、諒のような落ちこぼれを綾香が相手にするわけがない。綾香の愛液の味を噛みしめながら、自分の惨めさと氷上に奪われるであろう綾香の処女を思いながら、諒は泣いた。
 顔を机に擦りつける。涙と愛液が混ざり合う。このまま綾香を諦める事なんてできない。
 諒は射精の瞬間が近付くのを感じた。泣きじゃくりながら必死にペニスを擦る。
 どびゅるっ!
 精液が飛び散った。頭の中が真っ白になる。
 射精の恍惚の中で、諒の頭に『計画』が浮かんだ。これまでなにひとつ大それたことをしたことの無い諒にとって、一世一代の大挑戦だ。

 ・・・・綾香の処女は僕が奪う・・・・

 諒はそう決意した。

 

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