胸を強調するタンクトップに、ゆったりとしたフリルのついたカーディガン、そして膝上20cmのミニスカート。 性の匂いが濃厚に漂っている服装で、綾香は電車に乗っていた。 下半身には微振動。 リモコン式のローターが膣の中に入っている。 諒の命令で下着をつけていないため、ローターが飛び出すのではないかと、綾香は気が気ではなかった。 音の問題もある。 家で確認した限りでは、音漏れはないようだったが・・・それでも気になってしまう。 現に、電車内の男達は、ちらちらと綾香を盗み見していた。 視線を意識するたびに顔が火照り、音を漏らすまい、ローター逃がすまいと膣口に力を入れてしまう。 その行為が、より一層ローターの振動を意識させる。 吊り革をしっかりと掴み、両足を踏みしめた。 座席は全て埋まっており、立っている乗客も多い。 綾香はなるべく他人と距離をとっているのだが・・・駅で止まるたびに人は増えていく。 ・・・じゅくん・・・ かすかな疼き。 (なにか・・・気を逸らさないと・・・) 膣に意識を向けないよう、綾香は必死に他の事を考えようとした。 だが・・・浮かんでくるのは、諒の顔。 今日も、おぞましいことを考えながら綾香の到着を待っているに違いない。 目を瞑ると、今度は隆々とそそり勃つ諒のペニスが思い浮かんでくる。 欠陥を浮き上がらせ、びくびくと脈動し、先端からは涎を垂らし・・・綾香の膣を狙っている。 きゅぅん・・・ (だめ・・・こんなこと考えちゃ・・・) 綾香は軽く頭を振り、目を開けた。 と、数人の男が自分を見つめているのに気付く。 顔、胸元、そして太腿・・・男たちの視線はねっとりと絡み付いてくる。 (ばれてる・・・の・・・?) 綾香は太腿をくっつけて足をしっかりと閉じた。 ねちゃ・・・ (・・・垂れてる・・・?) 冷や汗が流れる。 汗を拭こうと額に手をやると、自分の顔が熱く火照っているのに気付いた。 男たちの視線の理由は、紅潮した顔のせいかもしれなかった。 そして知らぬ間に、呼吸も荒くなったいた。 綾香は顔を伏せ、息を整える。 しかし、膣内ではローターが振動し続けているため、胸の奥にモヤモヤしたものが溜まる一方だった。 息を吐こうにも、気をつけないと淫らな吐息になってしまう。 じゅく・・・じゅにゅる・・・ (濡れ・・・ちゃってる・・・) 閉じた太腿を少しでも緩めれば、瞬く間に雫が垂れていきそうだった。 太腿と膣を締め上げ・・・そのせいでローターの振動が一層気になり・・・膝が小さく震え始める。 (匂いも・・・漏れちゃう・・・) と、大き目の駅に着き、多くの乗客が降りていった。 席が空いたので、倒れこむようにして座る。 目を瞑り、体を抱えるように腕を組み、足をしっかりと閉じる。 居眠りをするかのように顔を伏せ、目的の駅まで耐えようとする。 だが・・・頭に浮かんでくるのは、諒とのプレイの数々。 ローターはちょうどGスポットのあたりで震えており・・・そこを亀頭で擦られたときのことを否応無く思い出してしまう。 せめてローターの電源だけでも切りたかったが、『お仕置き』が怖く、それはできない。 確認する術はないように思えるのだが、諒のことだから思いもよらぬ仕掛けをしているのかもしれなかった。 (大丈夫・・・家を出る前にオナニーしてきたし・・・んっ!) しかし、かりそめのアクメを迎えはしたが、綾香の心にも体にも、欲求不満が蓄積されているのだ。 ローターの単調な振動だけなら、ある程度慣れることができるかもしれないが・・・電車の不規則な振動が加わると、どうしても意識が逸らされてしまう。 じゅん・・・ぬちゃぁ・・・ 膣洞を粘液が通り抜ける感覚。 (染みちゃう・・・) 膣を締め上げ、耐える。 収縮する膣は、より敏感にローターの振動を感じ取る。 顔が火照り・・・喘ぎ声を押し殺し・・・・膝を小さく震わせる。 顔を伏せ目を閉じているのに、視線が突き刺さるのを感じる。 「あなた、大丈夫?」 突然、声がかかった。 隣に座っている中年女性が顔を覗き込んでいる。 「あ・・・あの、ちょっと・・・ね、熱が・・・・」 震える声で応える。 「あら〜、家で寝てなきゃ駄目よ。綺麗におめかしして・・・」 「は、はい・・・でも、大事な用事で・・・」 突然の会話に緊張が高まったが、逆にそのお陰で膣から意識を逸らすことができた。 そして、タイミングよく目的の駅に到着する。 「あっ、ここで降りますので・・・」 「無理しちゃだめよぉ。気をつけてねぇ」 綾香は逃げるように電車を降り・・・トイレに駆け込んだ。 (はぁはぁ・・・一回楽になっておかないと・・・んっ) 便座に腰を下ろし、スカートをめくり上げる。 股を開くと・・・濃厚な雌の匂いが立ち昇った。 内腿は愛液でべっとりと濡れ、糸を引いている。 (こんなに・・・なってる・・・) 気が緩んでローターが飛び出すのを防ぐため、まず指を膣に挿入する。 にゅむる・・・ 指はぬめる孔に何の抵抗も無く吸い込まれ、すぐに膣壁が絡み付いてくる。 指先でローターを押し込む。 そして疼くGスポットを、優しくマッサージする。 ローターは膣奥に当たり・・・・『女の入り口』を責め立てる。 (あ・・・すごい・・・あっあっあっ・・・・) 下半身が緩み、溶けていくような感覚。 (急がないと・・・) もう一方の手で、クリトリスを摘みあげる。 包皮の上から、芯の固さを確かめるように捏ね回し・・・そして、膣周辺に溢れている愛液を指に絡め、皮を剥き上げる。 むきぃ・・・・ 粘つく白濁を纏ったクリが露出する。 ぬりゅ・・・くりゅくりゅ・・・にちゅる・・・ 「ひうっ!」 小さな悲鳴。 くりゅくりゅくりゅ、しゅに、しゅに・・・ちゅくちゅくちゅくちゅく・・・・ 指は軽やかに踊り、クリを嬲る。 綾香は瞬く間に頂点近くまで駆け上ったが・・・最後の一線を越える直前に、動きを緩めてしまう。 (はやく・・・いかなきゃ・・・) それでも綾香は、己を焦らしてしまう。 諒に開発された肉体は、たっぷりと焦らしたほうがアクメの快感が増すことを知っているのだ。 諒の舌を思い出しながらクリを苛め、エラの反り返った亀頭を思い出しながらGスポットを責め立てる。 焦らし方も、諒の動きを模倣していた。 (あんっ! いきたい・・・いきたいよぉ・・・ひゃうっ!) にちゅにちゅ、くちゅ、ぬりゅりゅりゅ・・・ねちゅる・・・くちゅくちゅくちゅくちゅ・・・ 個室内に淫らな汁音が鳴り響く。 火照る割れ目から、ぽたりぽたりと愛液が垂れ落ちる。 あたりには淫臭が充満していた。 包皮をしっかりと剥き上げ、人差し指と親指でクリを摘む。 指の間でこりこりと転がす。 セックスを覚える前は、この淫らな蕾が快楽の中枢だった。 固くしこり充血した蕾は、少々乱暴に扱っても苦痛はなかった。 最後の瞬間に向け、荒々しく嬲り苛める。 そして、膣に挿入した指を高速で動かし、Gスポットを擦り上げる。 (あっあっあっ・・・・) 背筋が伸び、顎が上向いていく。 そして・・・ こりゅっ! 「ひゃうぅぅぅぅっ! いくぅっ!」 全身がびくびくと痙攣する。 淫核を捻り上げながら、綾香は達した。 (あふ・・・いっちゃった・・・ひぅっ・・・) だらしなく股を開き、やわやわとクリを捏ねながら、快感の余韻に耽る。 時折、アクメ発作の揺り返しで足がびくんと震える。 やがて・・・熱が引きはじめると、綾香は後始末に取り掛かった。 内腿にべっとりと広がる愛液を、トイレットペーパーで丁寧に拭う。 さらにウェットティッシュを取り出し、淫唇やクリを清めていく。 (オナニー・・・ばれないようにしないと・・・) 道中でのオナニーを禁止されていたわけではなかったが・・・・我慢できずに途中で慰めたなどと知られるのは嫌だった。 足を開いたまま股が乾くのを待ち、その後身嗜みを整え、綾香はトイレを出た。
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