綾香

性奴調教編 陵辱の記憶


 昼休みの直前、綾香の携帯にメールが入った。諒からのメールで、「例のところで一緒に食事をしよう」ということだった。写真が一枚添付されていた。
 「例のところ」がどこだかわからなかったが、少し考えてから社会科資料室のことだと気付いた。悪夢はそこから始まったのだ。誰も来ないと思い・・・・オナニーをした。しかし、すでにその室内には諒がいて、痴態をデジカメで撮られてしまったのだ。なぜ自分があそこでオナニーをするとわかったのだろうか。綾香には不思議でならなかった。以前使用したときに見られていたのかもしれない。しかし、なぜあの日先回りされたのだろう。
 綾香は知らないことだったが、あの出来事は偶然だった。いや、むしろ綾香のほうが諒の隠れ場に飛び込んだといえる。まさに運命とでもいうべき巡りあわせだった。

 また淫らなことをされるかもしれない・・・・そう思うのだが、行かないわけにはいかなかった。諒は綾香の写真を持っている。絶対他人には見られてはならない写真だ。メールに添付されていた写真・・・・股を大きく開き、愛液を垂れ流している綾香自身の姿・・・・。
 
 隠れるようにして社会科資料室に向かう。この棟にはほとんど人がおらず、近づくものがいれば足音でわかるだろう。
 室内にはすでに諒がきていた。パンを二袋とコーヒー牛乳を持っている。
 「ふふふ、よく来てくれたね・・・・」
 諒がそういって体を寄せてくる。髪に鼻を押し当て臭いを嗅いでいるようだ。そして綾香の体を室内に引き込み、扉を閉めてつっかい棒をした。
 恐れていたことが起こりそうな予感・・・・綾香は身を震わせた。
 「この前の日曜日・・・・すごくよかったよ・・・・」
 耳元で囁く。手が綾香の腰にまわされ、ゆっくりと撫で回す。
 「あそこは・・・もう痛くない?」
 屈辱的な質問がされる。諒が言っているのはもちろん破瓜の痛みのことだ。激しい痛みとともに処女が奪われ、その後帰るときもうまく歩けないほどだった。
 諒の手が尻を撫でる。
 「僕もはじめての相手が綾香でよかったよ。すごく気持ちよかった。綾香みたいなかわいい子が童貞を奪ってくれた上に・・・・ふふふ、膣出しまでさせてくれるとはね・・・・」
 「あ、あんたが無理矢理やったんでしょ!」
 綾香が声を荒げる。
 「そうかな? 綾香だっておまんこを濡れ濡れにしてたよ? 嫌なら濡れないんじゃないの? しかもエッチな腰の動きで僕をいかせようとしてたし」
 「そんなことしてない!」
 目尻に涙をためながら綾香が言った。
 「ふふふ、そんなに大きい声ださないでよ。さぁ、ごはんでも食べよう。座って座って」
 そういって綾香を部屋の隅に座らせる。室内には机も椅子もあるのだが、あえて隅のほうに腰を下ろすというのが諒らしかった。

 綾香は諒に促され、もっていた弁当箱を開く。
 「へぇ、ちっちゃいお弁当なんだね。自分で作ってるの? 僕なんていつも購買のパンだよ」
 とりあえず今は昼食をとるだけなのかもしれない、綾香はそう思い、弁当に集中することにした。あまりはやく食べ終わってもなにをされるかわからない。諒の様子を窺いながら食べることにする。

 「ふふふ、綾香とこうやってお弁当が食べられるなんてね・・・・・おっとその前に・・・・」
 諒が顔を寄せてくる。
 「綾香・・・・キスして・・・・」
 諒は綾香の顔数センチ前で目をつぶっている。唇は軽く開き、唾液でぬめる舌が覗いていた。あからさまにディープキスを求めている。
 「はやく・・・・」
 諒がせかす。しかし綾香は躊躇したままだ。
 「綾香は僕の肉奴隷なんだよ? 約束しただろ?」
 それでも綾香は動かない。
 「どうやら綾香はおしおきが欲しいみたいだね・・・・僕のおしおきは・・・想像つくよね?」
 それで綾香は観念した。先日の膣の痛みがかすかに甦る。

 ぬちゅ・・・・・

 綾香の唇が諒の唇に重なった。
 すぐに諒の舌が襲い掛かってくる。綾香の舌は逃げようとするが、またたくまに捕らえられ擦りあげられる。唇が接触すると諒はすぐに積極的になり、綾香に覆いかぶさるようにして唇を貪る。大量の唾液が流れ込んでくる。
 綾香はファーストキスを思い出した。無理矢理奪われ、舌を貪られ、唾液を飲まされた。口を合わせただけだというのに、背筋にゾクゾクとする痺れが走った。夢想していたファーストキスとはまったく別の感覚だった。
 唇や歯茎を諒の舌が這いずり回り、溢れた唾液が口のまわりをべとべとにする。

 「んむ・・・・ぷはぁ・・・・綾香の唇・・・おいしいよ・・・・でも、もっとおいしいものが欲しくなってきたな。・・・ふふふ、食前酒がわりだよ・・・・」
 諒の目が淫らに光る。肉欲に狂ったけだものの目だ。
 「綾香の・・・愛液を飲ませて・・・」
 みるみる鼻息が荒くなってくる。
 「いや・・・・」
 綾香は後ろにずり下がりながら言った。しかし下がったぶん諒は詰めてくる。綾香の背後にはすぐ壁があり、今度は横にずれることになるが、そこはもう部屋の角だった。
 「ちょ・・・ちょっと飲ませてくれるだけでいいんだ・・・綾香の愛液をね・・・・」
 小柄な諒の体が大きく見える。普段は草食動物のような彼も、無抵抗な女という獲物を前にするとたちまち捕食獣に変貌してしまうようだ。 「ほら、おまんこをみせて・・・はぁ、はぁ・・・・そうだね、四つん這いがいいな、後ろからなめてあげるよ・・・・」
 無防備な格好を要求する。しかし、とても従えるものではない。
 「綾香、僕は綾香の弱みを握ってるんだからね? だいいち、僕はもう綾香のおまんこはじっくり見たし味わっているんだよ。それに・・・ふふふ、処女を奪ってあげたんだしね」
 無力感が綾香を包み込む。もとより抵抗などできる立場ではないのだ。
 「ほら! はやく四つん這いになって!」
 諒は強い口調で言った。綾香はしぶしぶ従う。
 スカートに包まれた尻を諒の手が撫で回すと、綾香は身体を強張らせた。これから受けるであろう屈辱を想像し、奥歯をぎゅっと噛みしめる。
 スカートがめくりあげられた。純白のパンティに包まれた尻が露出する。諒は男を誘うフェロモンを発している恥部に顔を近づけた。
 「あれ?」
 疑問の声を発した後、鼻面をぷっくりとふくれた恥肉に押し付ける。

 「いや・・・・」
 まだ性器に触れられることに抵抗があるのだろう。綾香は拒絶の呻きを漏らした。この年頃の娘にとっては他人に尻を向けるだけでも相当の恥ずかしさを感じるはずだ。例え相手が恋人であっても。
 諒は貪るように股間の臭いを嗅いでいる。鼻先で割れ目を擦ると綾香の腰が逃げるように蠢く。
 「すごい・・・・臭うよ、綾香・・・・・」
 尻の肉が掴まれぐいと左右に割られた。薄い布の下で肛門が拡がる。そこにも容赦なく鼻が押し当てられた。
 「や・・・やめて・・・・そんなところ・・・・嗅がないで・・・・」
 しかし逆に諒は鼻を鳴らしながら肛臭を吸い込む。
 「ふふふ、いい匂いだよ、綾香・・・いつも綺麗な綾香がこんな匂いをさせてるなんて・・・・」
 「いや・・・・」
 綾香は肛門をぎゅっと締める。そんなことで臭いが収まるわけではないが、せめてもの抵抗だった。
 諒は鼻面を上下させ陰唇から肛門にかけて存分に香りを楽しむ。鼻を鳴らす音が綾香にいっそう恥辱を与えた。
 やがて諒の興味の対象は陰唇に絞られ、熱心に臭いを嗅ぎだす。

 「綾香・・・・この臭い・・・・もしかして今日オナニーした?」
 「し、してない・・・・・」
 見事に言い当てられ綾香は顔を赤くする。
 「でもこの臭い・・・・それに染みになってるし・・・・」
 生乾きのパンティの股布に指先が押し当てられた。
 「ほら、綾香も嗅いでみてよ・・・・・」
 指先の湿りが綾香の鼻の下にこすり付けられる。
 綾香の鼻腔に自分の臭いが飛び込んでくる。尿と愛液の混じった鼻を突く性臭だ。
 綾香はひとりでオナニーするとき、必ず自分の臭いを嗅いでいた。こうすることにより気持ちがさらに昂ぶり快感が増すのだ。そんな自慰法は異常だと思っていたが、快楽に理性は負け、オナニーの際の大事な儀式として習慣付けられていた。
 しかし、他人にその恥臭を嗅がれ、自分と共有するなどという経験は諒に犯されるまで味わったことがない。凄まじい羞恥だった。ただの股間の臭いではない。オナニーの後洗ってもいない汚れた性器の臭いなのだ。処女を奪われた日、愛撫により溢れた愛液の臭いを嗅がれた時よりも恥ずかしかった。あれは一種の不可抗力だったが、今の状況は自らが招いた恥辱なのだ。

 ・・・・じゅん・・・・・

 子宮の奥がきゅっと収縮する。

 「いい臭いだろ? この前嗅がせてもらったときよりもキツい臭いだよ。綾香ってまだ学校でオナニーしてるんだ?」
 「そんな・・・・してない・・・してません・・・・・」
 「じゃあなんでこんな臭いがするの? なにもしなくても綾香のおまんこはエッチな臭いをさせてるの?」
 諒はしつこく追及する。手は割れ目をなぞっていた。指先が割れ目の終端部に達するたびに綾香の腰が小さく震える。
 「臭いなんて・・・・してない・・・・」
 「ふふふ、強情だね・・・・でも実際パンティが湿ってるんだ。まさかおもらししたの?」
 「・・・・もう許して・・・・こんなの・・・・・」

 しゅにゅ、しゅにゅ・・・・・

 諒の指の動きが速く、ねちっこくなる。
 「許してほしかったら本当のこといいなよ。オナニーしたんだろ?」
 「・・・・・・」
 クリトリスが触れられる。ビクンと身体が震える。
 子宮が快楽信号を受け取り、膣に女の反応を示せと命令を下す。

 じゅわ・・・・

 「いや・・・・・」
 愛液の分泌を否定するかのように小さくつぶやく。
 「綾香がオナニー好きだってことはもうわかってるんだよ・・・」
 諒の愛撫を受けクリが充血し、いっそう反応が良くなる。
 「オナニーしたの?」

 「・・・・しま・・・・した・・・・」
 追求から逃れることはできないと思ったのか、今受けている恥辱から開放されたかったのか、綾香はオナニーしたことを認めた。
 「ふふふ、あんなことがあったというのに・・・・僕にレイプされる原因になったっていうのに、まだ学校でオナニーするんだ?」

 しゅに・・・・ちゅく・・・・

 諒が耳元で囁く。
 「だって・・・・」
 しかしその後の言葉が続かない。言い訳などできないのだ。綾香にとっても、なぜ今日オナニーしたのかなんてわからない。忌まわしい初体験を思い出すというのに、いつの間にか快楽に耽ってしまっていたのだ。

 にちゅ、しゅにゅ・・・・ちゅにゅ・・・・

 「いった?」
 諒が聴く。
 「ねぇ、どうなの? オナニーでいったの?」
 綾香は目を固くつぶった。どう答えればいいのかわからない。諒の指の動きがますますいやらしくなり、執拗にクリトリスを責めてくる。包皮を被っているうえにパンティ越しであったが、かえってそれがもどかしい刺激になり、綾香の女の部分を翻弄していた。

 ぬちゅ・・・くちゃ・・・・ぬりゅ・・・

 いつしかパンティの股の部分は膣奥から溢れてくる粘液をたっぷり吸いべとべとに濡れていた。
 「・・・・いき・・・・ました・・・・」
 綾香は自分の淫乱性を認めた。心の中の壁のひとつが崩れた瞬間だった。
 諒はにやりと笑い、舌なめずりをした。

 

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