綾香

性奴調教編 陵辱の記憶


 「あ・・・う・・・・」
 今度は気を失うことはなかったものの、絶頂の発作はなかなか下半身からはなれず、綾香は快感の大波の中を漂っていた。
  正座の格好で前に伏せ、絶頂の余韻を味わう。そして、諒は膣に挿入した指を抜こうとせず、いつまでも刺激を与え続けていた。

 「綾香って・・・・濡れやすい上にいきやすいんだね・・・・精液ごはんを食べながらいくなんて、凄いよ・・・・」
 「や・・・ちが・・・・んっ!」
 綾香は自らの吐息に精液の匂いが混じっているのを感じた。

 「ふふふ、それはそうと、僕はこの数日小説を書いていたんだ。完成したから綾香に朗読して欲しいんだけど・・・」
 突然、奇妙な提案がなされる。
 「な、なんでもするから・・・・もう・・・・さわらないで・・・・」
 綾香は再び体の芯に火がともるのを怖れていた。このまま愛撫され続ければ、たやすく次の絶頂が訪れるだろう。諒のような相手に何度もいかされるというのは、この上ない屈辱だった。

 性器を嬲っていた指が引き抜かれる。綾香は小さく安堵の吐息を漏らす。
 「これなんだけどね・・・・」
 諒が数枚の紙片を取り出し綾香の前に置いた。パソコンで出力したものらしい。諒の指が触れた部分に染みがついている。綾香の愛液だった。

 『―――――いや! そんなとこ舐めちゃだめぇ!」 わたしのクリトリスが舐められた。まだ誰にも見られたことがなかったのに・・・・恥ずかしくて顔から火が出そう。でも諒くんの舌がエッチな突起を責めるたびに、体の奥がじゅんと痺れた感じになって、愛液が溢れてしまう――――』

 「こ、これって・・・・」
 「ふふふ、そうだよ。綾香のロストバージンの小説だよ。綾香の視点で書いたんだ。
 「こんな・・・・いやよ! こんなの・・・」
 自分がレイプされる小説・・・・想像もしなかったものだ。そして、そのようなものを諒が書いたということが信じられない。陰気なオタク達が、美少女を陵辱する漫画や小説を書き、同人誌として販売していることは知っていた。それは綾香にとってはおぞましい性犯罪者予備軍の世界だった。ニュースなどで見かける、冴えない服装をした醜いオタクたち・・・・近寄りたくもない人種だ。友人達とそういう記事を見てバカにしたことだってある。女に絶対に認められない、憐れな男達だ。
 諒の部屋にもアニメ関係のグッズが大量にあり、筋金入りのオタクだとはわかっていたが、まさか自分で創作までしているとは思っていなかった。現実では叶えられない淫らな欲望を、妄想の世界で思う存分果たす・・・・そしてそれを漫画や小説として形にし、他人に見せ付ける・・・・その行為自体が生理的に受け付けない。
 諒がそういった『一線を越えたオタク』だと知り、嫌悪感が一気に増す。しかし、そんな相手に性器を嬲られ、処女を奪われ、何度もいかされているのだ。

 「さ、はやく読んでよ。最初のほうはいいから・・・ほら。ここから頼むよ。ふふふ、綾香が処女を失うところ・・・・」
 綾香は示された部分にさっと目を通す。
 『――――足を大きく開いた恥ずかしい格好をとらされました。そして、諒くんはおちんちんを割れ目にこすりつけます。わたしの愛液が割れ目全体にぬるぬると塗り広げられ、おちんちんの先がクリトリスに触れるたび、腰がピクンと跳ねてしまいます。――――』

 「い、いやよ! こんな・・・・変態よ!」
 「・・・・綾香ってさ、けっこうわがままだよね。自分ひとりだけ何度もいってさ・・・・自分だけ気持ちいい思いすればそれでいいの? ほら、まだこんなになってるし・・・・」

 にち・・・ねちゅ・・・・

 諒が淫裂を指でなぞった。
 「ひぅっ!」
 「ほら、気持ちいいだろ? 綾香が読んでる間、こうして可愛がってあげるからさ・・・・」
 指先がクリトリスに狙いをさだめ、包皮の上から揉むように愛撫する。
 「や、やだ! もうやめてよ・・・・弄らないで・・・きゃうっ!」
 口ではそういうものの、淫らな性器は諒の指の虜になっている。女芯にぽっと火がともり膣奥から涎が滲み出してくる。
 「さぁ、はやく読んで。綾香は僕に逆らえないことを忘れたのかな? それを読むだけで・・・・気持ちいい思いができる上に、恥をかかなくてもすむんだよ・・・・まぁ、綾香が僕に愛撫されて愛液を垂れ流してる写真をみんなに見てもらいたいなら別だけどね」
 「・・・・ひ、卑怯者・・・・」
 「ふふふ、違うよ。卑怯なわけじゃない。僕は綾香のご主人様なんだよ・・・・・肉奴隷になるって誓っただろう? ご主人様が聞き分けのない奴隷を躾けてるだけなんだよ・・・だいたい肉奴隷の話だって、綾香がどうしてもってお願いしたんだよ?」
 諒はそう言いながら綾香のクリを嬲る。
 「あ・・・く・・・・そんな・・・・うそ・・・無理矢理・・・・あひぃっ!」
 必死に耐えるのだが、こみあげてくる快感を抑えることができない。

 このままではまたいかされてしまう・・・・・

 綾香は意を決して陵辱小説を読み始めた。

「お・・・・おちんちんに・・・・わ、わたしの愛液がコーティングされていきます・・・・・諒くんのおちんちんは・・・・すぐにぬるぬるになりました・・・・そして・・・・さきっぽをわたしの処女まんこに押し当て・・・・きゃっ!?」
 膣口になにかが押し当てられた。
 「や、やだ! やめて!」
 諒が挿入しようとしているのだ。
 「約束が違う! 食べたら許してくれるって・・・・・」
 「綾香・・・・セリフが違うよ? それに、綾香は勘違いしてるみたいだけど、僕は綾香が食べ終わる前にしっかりと勃起してたんだよ。勝負は綾香の負け。すぐにでも犯そうと思ったんだけど、綾香の昼ごはんが終わるのをまっててあげたんだよ」
 「そ、そんな・・・・ひどい! うそつき! ・・・卑怯よっ! ひゃうぅっ」
 綾香の抗議をクリへのおしおきで封じてしまう。
 「いいから早く読んで!」
 綾香はぽろぽろと涙をこぼした。もともとこうして屈辱的に犯すつもりだったのだ。最初から、一番惨めな方法で犯そうと考えていたのだ。逃れようがない。
 今できることは、諒を少しでもはやくいかせることだった。このような状況だというのに綾香自身の性感も高まっている。もし先にいかされてしまったら、ぐったりして身動きが取れない間に膣内射精されてしまうかもしれないのだ。抵抗のしようがない。朗読が少しでも諒を興奮させ射精を早めるのなら、それがいくら屈辱的な行為でも我慢するしかない。

 「『奪うよ・・・綾香・・・・大事な処女をもらうよ・・・』・・・・諒くんはそう言って・・・・わたしの中に入ってきました・・・・みり・・・みりみり・・・・処女膜がきしみます。痛みが下半身全体に広がっていきます。こんな形でロストヴァージンするなんて・・・・」

 にゅぐ・・・・

 濡れそぼった膣口が亀頭を受け入れる。

 「『痛い! や、やめてっ!』 ・・・わたしが・・・いくら泣き叫んでも諒くんは許してくれません。しっかりと腰をかかえ、少しずつ確実にわたしの処女を奪っていきます・・・・い、痛いっ! いやぁっ!」

 「ふふふ、そのセリフは書いたおぼえないけど・・・・アドリブで盛り上げてくれるの? それにしても、もう処女じゃないっていうのになかなか入っていかないよ・・・・」
 亀頭がめりこんでいく。すでに処女膜はないとはいえ、まだこなれていない膣にはこの侵入者は大きすぎた。外見だけは幼い膣に亀頭が強引に押し入ってくる。綾香は文字通り破瓜を再体験していた。歯を食いしばり苦痛に耐える。

 にゅぐぐ・・・・


 「・・・諒くんの・・・おちんちんが・・・どんどんわたしの中に入ってきます。『奪ってるよ綾香・・・・ふふふ、綾香が僕に処女を捧げてくれるなんて・・・・』 おちんちんの亀頭部分はすっかり挿入されてしまいました。もう処女膜は破られてしまったのです。大事に大事に守り続けてきた処女を奪われてしまい、悔しくて、悲しくて、涙が止まりません。しかも忘れられないような痛みが、わたしの心に処女喪失の記憶を刻み付けていきます・・・・」

 諒のペニスはずぶずぶと侵攻していく。男の侵入に慣れていないうぶな膣の圧力のせいでなかなか進んでいかないが、過剰なまでに分泌された愛液による潤滑力のほうが強かった。とめどなく溢れる涎の量は、日常的にセックスを楽しんでいる女のものよりも多いだろう。それほどまでに淫乱な肉体だった。オナニーで鍛えられているせいもあるようだ。

 「・・・・お、おちんちんが全部埋まりました・・・・私の膣はしっかりとおちんちんを包み込んでいます。体の中に熱い物が入っているのがわかります。わたしはとうとう女になってしまいました・・・・」

 腰と腰が密着した。後ろからしっかりと貫かれ、小説の通り膣の内壁で熱い脈動を感じていた。
 綾香の目から涙がこぼれ落ち、紙片に染みを作った。

 

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