久美子 ――肥肉に溺れる淑妻――

弄ばれる肉体



「ククク・・・元気だったか?」
久美子がドアを開けると、そこには醜く肥え太った中年男が立っていた。
年の頃は四十程度、体重は100kg越えているだろうか。身長はせいぜい170cmほどだというのに、異様なほど大きく見える。
ワイシャツにグレーのスラックスという、サラリーマン風のいでたち。ワイシャツは汗でべっとりと濡れ、肌に張り付いていた。
だが、男の職は、サラリーマンなどではない。
身なりや身のこなしから窺い知れるだらしなさは、仕事で一般家庭を訪問する者のものではなかった。

頭髪は、額も頭頂部も薄くなりかけており、湿った癖毛からは湯気が立ち昇っている。
肉に埋もれた細い目が、久美子の体を舐めるように見つめてくる。
口の端が吊り上り、邪悪な笑みを浮かべていた。

対する女・・・久美子は、地味で大人しそうな28歳の主婦だった。
最低限の化粧と、自然に垂らしたセミロング。

その体を包むのは、ゆったりとしたブラウスに、ベージュのスカート。
足は、黒のストッキングに包まれている。
着ているもののせいで体のラインはよく見えないが・・・服の下には、肉感的なボディがあった。
一度出産を経験しているものの、締まるところはしっかりと締まっている。

熟れた体に対して、顔はまだあどけなさを残していた。
垂れ気味の目と、ふっくら厚めの唇は、控えめで優しそうな印象を醸しだしている。
幼さを見せる目元口元に対して、すっきりとした頬のラインと綺麗に通った鼻筋が、大人の色香を漂わせていた。
身なりをもう少し派手にすれば、男たちの注目を集めるのはたやすいだろう。


「・・・お、鬼豚・・・様・・・」
久美子の顔は蒼白となり、冷たい汗が噴き出す。
鬼豚・・・まさにその名の通りの風体だった。
蔑称のごとき滑稽な呼び名だ。本名ではないだろう。

「近くまで来たんでな、久しぶりに楽しませてもらうぜ・・・どうだ、3年ぶりくらいか?」
「ま・・・待ってください・・・も、もう・・・」
「ん? どうかしたのか?」
鬼豚と呼ばれた男は、久美子の許可を得ずに家に上がりこんでくる。
久美子は、止める事ができない。いや・・・逆らうことができなかった。
鬼豚は・・・久美子のかつての『主』だった。
久美子の全てを支配した主と、その後強要された『仕事』を思い出し、久美子の全身に震えが走る。

「もう・・・子供もいるんです・・・・どうか・・・」
「ククク・・・子供? 誰の子だ?」
「・・・夫・・・です・・・」
久美子は俯き、震える声で応える。
「夫ねぇ? ククク、誰に似てる? お前か? 夫か? それとも・・ふふ・・・まぁ、いいや。寝室はこっちだったな?」
鬼豚は、久美子を強引に抱き寄せ、夫婦の聖域へと向かう。
「あ・・・やっ・・・」
そうは言うものの、久美子は抵抗できない。
鬼豚の手は服の上からたっぷりとした乳房をまさぐる。熟れた果実が捏ねられると、久美子の体から力が抜けてしまう。
甦るのは、忌まわしき記憶。
久美子の体が小さく奮える。

寝室に入ると、鬼豚は久美子を正面から抱き寄せた。
むっとする熱気。
巨肉の熱さが服越しに伝わる。
立ち昇る蒸気は、噎せるほどの「男」の臭いを含んでいた。

鬼豚は目を半目に、口を半開きにした。
厚ぼったい唇の間から舌が現れ、唇に唾液を塗りつける。

鬼豚が顔を寄せると・・・久美子は思わず身を引いてしまう。
しかし、太い腕にしっかりと抱きとめられ、逃げることはできない。
(いや・・・キス・・・されちゃう・・・)
久美子の体は「危険」を察し、硬直する。
鬼豚のキス・・・それは意味するものを、久美子の肉体は知っているのだ。

久美子が動揺している間にも、ぬらぬらと濡れ光る唇はゆっくりと接近し・・・

むちゅ・・・ねちゅぅぅ〜〜

キスを奪われる。
(や・・・だめ・・・)
鬼豚の舌は唇を割り、歯や歯茎を舐めまわす。
久美子は懸命に歯を食いしばるが・・・一際強く抱きしめられる。震える体が巨肉に食い込む。
その腕に込められているのは、かすかな怒気。
舌を受け入れろとの命令だった。
逆らうことはできない。

ぬりゅ・・・ぬちゅ・・くちゅ・・ねりゅねりゅ・・・・

久美子は観念し、口を開く。
鬼豚の舌は唾液と共に攻め込み、口内を蹂躙する。
(やだ・・・鬼豚・・・様の・・・キス・・・)
ぞくりとする刺激が、体を駆け巡る。
舌が擦り上げられるたびに、ぴりぴりとした電気が各部の性感帯をくすぐる。
(いや・・・キス・・・いやなの・・・)
蕩けるような悦楽。

じゅくん・・・

体奥が熱くなり、足ががくがくと震える。体の力が抜けていく。
危険なキスだった。

久美子の舌はしばらく逃げ惑ったが、体の奥を溶かされるたびに、逃げ足が遅くなっていく。
そしていつしか・・・自ら鬼豚の舌に絡みついていた。
(いやなの・・・キス・・嫌い・・・)
鬼豚の舌の動きが緩やかになり、久美子の舌が積極的に責めて行く。
かつての『仕込み』の成果だった。
甘い刺激で嬲られると、否応なく尽くしてしまう。

ねりゅ、ぬちゅ、にちゅるるる・・・ねろぉぉ・・・

お互いの唾液を攪拌し、塗り合わせる。
抱き合ったままの長いキス。
久美子の手は鬼豚の首に回され、傍から見れば熱愛夫婦そのものだ。

鬼豚の手がスカートをたくし上げ、パンティストッキングに包まれた尻を掴む。
(あっ・・・お尻・・・)
甘い陶酔に浸っていた久美子は、肉体の危険を感じ体を固くする。
守らねばならぬものを思い出す。

びびぃぃぃっ!

鬼豚の手が、ストッキングを引き裂く。
そして指がパンティの下に潜り込み、尻肉に食い込む。
(お尻・・・だめ・・・)
久美子は尻に力を入れ抵抗する・
・・・が、そんな思いを打ち砕くかのように、尻肉が左右に強く引かれる。

むにぃぃぃ〜〜・・・

肉の合間に挟まっていた尻孔が、露出する感触。
(やだ・・・お尻・・・だめなの・・・)

むにゅ・・・もにゅ・・・にゅぐ、もにゅぅ〜・・・むにゅ、ぐにゅ・・・

鬼豚は、たっぷりとした尻を捏ね回す。
時に荒々しく、時に優しく・・・
尻肉が左右に割られ孔が外気に触れるたびに・・・最も恥ずかしく穢れた部分が露出するたびに、服を剥ぎ取られるような無防備感が久美子の心に込み上げる。
恥辱のせいで、舌の奉仕がおろそかになっていく。

ぎゅむぅ〜〜・・・

肉に指が食い込み、つねりあげるように尻が開かれる。痛みが尻を痺れさせる。
(やだ・・・怒られちゃう・・・)
かつては・・・鬼豚の機嫌を損ねるたびに、何度も尻に『お仕置き』を受けた。
その時の恥辱と恐怖が甦る。
鬼豚の機嫌を損ねまいと、久美子は必死に舌奉仕を続ける。

にちゅる、にゅるにゅる、ねりねりねりねり・・・むにゅるぅぅぅ〜・・・

従順な奉仕に気を良くしたのか、鬼豚の舌も再び蠢き始めた。

にりゅりゅぅ〜〜、ぬちゅ、ねりゅぅ〜〜・・・

長い舌が、久美子の口内を犯す。
巧みな動きだった。
舌を擦りあげられるたびに、久美子の背筋に危険な刺激が走る。
久美子の体がじっとりと汗ばんでくる。
熟れた体に火が入る。

と、鬼豚の右手の指が、禁断の孔に触れた。
(そこは・・・だめぇっ!)
固く締まった窄まりを撫で回す。
中心は狙わず、あくまでも孔周囲を責め立てる。
(いや・・お尻・・・いや・・・)
尻孔を固く締め上げ、抵抗する。

すると今度は、空いた左手が前から割れ目を撫で上げる。

にゅち・・・にゅる・・・

はみだした小淫唇は、すでにしっとりと潤っていた。
粘液を絡めながら、指先が割れ目を往復する。
夫以外には許してはならぬトコロ・・・その入り口を、中年男の丸々と肥った指で嬲られる。
ねとねとになった指先が、はみ出た小淫唇を弄り回し、もみくちゃにする。
鬼豚は唇を解放した。
「ククク・・・相変わらず、いい濡れ具合だな・・・。まだキスしかしてないのに・・・」
久美子は顔を真っ赤に染め目を伏せる。

「中・・・探らせてもらうぜ・・・」
「だ、だめです! ・・・それは・・・」
鬼豚に逆らうことはできないのだが・・・夫に対する貞操を守らねばならぬと、勇気を振り絞る。
「なら・・『抵抗』してみな・・・」
鬼豚の言う抵抗とは、暴れてもいいということではなく・・・その意志を膣で示してみろということだった。
久美子は全力で膣を締め上げる。
実際、久美子の膣の力はかなり強く、コントロールも巧みだった。全て、鬼豚に鍛えられたのだ。
強引にモノを挿入するのは困難だろう。
だが・・・

にゅむ・・・にゅちぃ・・・

指先が食い込む。

にゅむる・・・にゅぢゅ、にりにり・・・

(やだ・・・入って・・・きちゃう・・・)
芋虫のような指が少しずつ潜り込んでいる。
指に絡みつく愛の涎が、きつい締まりをこじ開けていく。
それでも・・・・侵入を許すのは第一関節までだった。

そのとき、尻を責めていた指が一旦割れ目に向かい、淫汁を掬い取った。

にゅり・・・ぬちゅる・・・

そしてそれを尻孔に塗りこみ始める。

ぬりゅぬりゅ・・・にちぃ、ねちゅねちゅ・・・・

(あんっ! お、お尻は・・・だめぇ!)
尻孔の皺に粘液が塗りこまれていく。
ぬめる指が、執拗に孔を責める。
(そ、そんなに・・・されたら・・・ひうっ!)
思わず括約筋が緩む。
と、その隙を見逃さず、指が侵入してくる。

にゅむるるるん! ねちゅり・・・

膣も尻も、同時に鬼豚を受け入れた。
(あ・・・あぁ・・・挿れられ・・・ちゃった・・・ひゃう!)
膣の中は熱く蕩け、淫らに脈動し迷いこんできた獲物を歓迎する。
「おほっ! 相変わらずいい孔だな・・・。あれから、だいぶ楽しんできたみたいだな・・・いやらしくなってるぜ・・・」
「ひうっ! そ、そんな・・・『辞めて』からは夫以外とは誰とも・・・・産んでからは、夫とも・・・」
久美子にとって、セックスは忌まわしい記憶を思い起こさせる行為だった。
久美子の肉体は、中年男の・・・・いや、『中年男達』の汚らしい体液で、隅々まで穢れきっている。
だから、愛する夫といえど、体を与えたくはなかった。
そして夫も、そんな久美子の意志を感じ取ったのか、無理に求めたりはしなかった。

「ククク・・・使ってないのに、キスだけでこれか・・・」
膣内で指がうねうねと蠢く。
(ひう・・・そ、そこは・・・)
ただ動くだけでなく・・・久美子の弱い部分を擦りたてている。
久美子とて、性欲が全くないわけではない。
この三年というもの、夫と子供に隠れて、火照る体を一人慰めていたのだ。
淫らな遊びで弄る部分は、かつて鬼豚に教えられた『弱点』。
うぶな小娘だったころの久美子は、オナニーさえもよく知らず・・・膣内に指を入れたこともなかった。
しかし、鬼豚に無理矢理膜を破られ、調教を受けてからは、数々の快楽の扉が開けられていった。
そして膣内は、快楽の宝庫だった。
忌まわしい『仕事』から離れた後も、そこは己の手によってさらに開発されていた。

じゅく・・・じゅわぁ・・・

体奥から、愛の涎がとめどなく溢れる。
足はがくがくと振るえ、久美子は思わず目の前の巨体にしがみついてしまう。

ぬちゅ・・・にちゅ・・・にゅぷにゅぷにゅぷ・・ちゅくちゅくちゅく・・・

「どうした? もしかして、まだ俺の事忘れられないのか? ククク・・・熱いぜ・・・『俺』を欲しがってやがる・・・。それに・・・尻の孔も、悦んでるじゃないか・・・」
指が小刻みな動きで恥肛を出入りする。
振動のような刺激。
危険な快感が広がっていく。
(やだ・・お尻なんて・・・いや・・・あひっ!)
そこも、徹底的に開発されていた。
もともとは感じにくい部分だったが・・・ひと月もの間、集中的に開発され、堕ちた。

鬼豚の調教と、かつての『仕事』の後は、排泄にしか使っていなかった孔だったのに・・・わずか数分の愛撫で、あさましく快楽を求める孔に戻ってしまう。
「おぼえてるか、尻の孔を可愛がってやったことを・・・?」
久美子にとって、忘れられない恥辱の記憶だった。
はしたない格好での拘束、何時間もの生殺しの愛撫。
やがては、鬼豚を求め哀願してしまう・・・
恥肛は鬼豚に媚び、痺れるような悦楽で久美子を責め苛む。

と、膣にもう一本指が潜り込んだ。
二本の指が、交互に膣壁を引っかく。
「あっ、あっ、あっ・・・そ、そこ・・やあぁぁっ! だ、だめですっ! ひゃうんっ!」
Gスポットを嬲られる。
足にはほとんど力が入らず、鬼豚を固く抱きしめることでなんとか耐える。

「ふふ・・・どうやら本当に、ずっと男絶ちしてたみたいだな・・・。無理しなくていいんだぜ・・・楽になっちまえよ・・・旦那にはバレないからさ・・・」
耳元で囁く。
その言葉で、久美子は夫のことを思い出し、屈しそうになる心を奮い立てる。
「こ、これくらい・・・へ、平気です・・・ひうんっ!」
夫への『愛』だけが、鬼豚の醜き欲望に対抗する武器だった。
「俺は何も、苛めようとしてるわけじゃないんだ・・・・。久しぶりに顔を見たから、楽しんでもらいたいだけなんだよ・・・ふふ、これくらい、旦那を裏切ったことにはならないさ・・・。3年経っても、綺麗なままだぜ・・・はぁはぁ・・・可愛いよ、久美子・・・久美子が悦んでる姿を・・・一番綺麗な姿を見たいだけなんだ・・・ふぅ・・むふぅ・・・」
耳元で甘い言葉を囁く。
(いや・・・言わないで・・・)
醜い中年の言葉と考えるとおぞましくも滑稽だが・・・久美子の心には容易く染みこみ、体奥を疼かせる。
かつては・・・愛の言葉と共に、何度もアクメに追いやられたのだ。
「ほら、久美子のおまんこ、涎垂らして悦んでるよ・・・? ん? わかる? おまんこどうなってるかわかる? ほら、言ってみな? おまんこ、どうなってる?」
口調が優しげになったかわりに、淫語で久美子を責め立てる。
「・・・や、やめて・・・ください・・・」
かろうじて言葉を搾り出す。
「ん? やめて欲しかったら、おまんこがどうなってるか言うんだ。言い方は、おぼえてるよな? えっ? ほらほら、おまんこどうなってる?」
久美子の目から涙が溢れる。こうなると、もう言うことを聞くしかない。
「ひぐっ・・・く、久美子の・・お・・・お、おまんこ・・・鬼豚様に・・弄られて・・・いやらしい・・・あ、愛液を、いっぱい垂らしています・・・ひぐっ・・・」
「ふふ・・・よく言えたね・・・ほら、いつでもいっていいよ・・・」
「い・・・いや・・・いやぁ・・・」
それでも、夫への『愛』が久美子を支える。
「どうしたの? いきたくないの? おまんこ気持ちよくない? はぁはぁ、久美子のおまんこ、ぐちゅぐちゅだよ?」
「いや・・・お、おまんこ・・・赦してください・・・きゃうっ! お、お尻も・・・いやぁっ!」
決して激しくないが、いやらしくねっとりとした指使い。
鬼豚にとってもブランクが長いというのに、久美子の体を知り尽くした動きだった。
「ふふ・・・強情だな・・・そろそろ、次に進ませてもらうぜ・・・」

くりゅくりゅくりゅ・・・

「ひゃうぅぅっ!」
包皮の上からクリトリスが嬲られる。
指二本を膣に挿入したまま、親指でクリを責め始めたのだ。

にゅむにゅむ、くりゅくりゅ・・・にりゅりゅりゅ・・・

久美子のクリトリスは包皮が常に皮を被っているが、それだけに内部の淫核は感度がいい。
包皮越しの愛撫が、丁度よい刺激となる。
「だ、だめ・・そこは・・・ク、クリトリスは赦してください!」
『クリトリス』という単語を出すのも恥ずかしかったが、鬼豚にははっきり言わないと取り合ってもらえない。
快感が急速に高まっていく。
あっという間にアクメの瀬戸際まで追いやられる。

「ククク・・・いっちまいな・・・」

くりゅくりゅくりゅくりゅっ!

Gスポットが高速で擦られる。
それと同時に、尻孔が激しく犯され、クリトリスが捏ねられる。
(あ、あなた・・・ごめん・・・なさい・・・)
久美子の忍耐力は、中年の指技に屈した。

「ひゃうぅぅぅぅっ! いくぅぅぅぅぅぅっ!」
顎を仰け反らせ、歓喜の悲鳴を上げながら久美子は達した。
性器と尻孔を中心に、悦びの波が広がっていく。
膣と尻孔が痙攣し、鬼豚の指をきつく締め上げる。
「いくっ! いっちゃうぅぅっ!」
Gスポットを転がされるたびに、アクメの大波が押し寄せる。
(・・・あ・・・あぁ・・・いっちゃった・・・)
悦びと共に湧き上がる罪悪感。

「ふふ・・・いい、いきっぷりだぜ・・・。旦那の前でも、そうやっていってたのか? ん? 旦那の指マンと、どっちがよかった? ふふふ・・・それにしても・・濡れ過ぎだぜ・・・」
鬼豚は、締め付けられている指を無理矢理引き抜いた。
そして二人の顔の前に持ってきて、指を擦り合わせて糸を引かせて見せる。
淫らな芳香が周囲に満ちる。
「粘り気が・・・凄いぜ・・・それにこの匂い・・・相当飢えてたんだな?」
そう言って鬼豚は指を咥えた。
「味も・・・濃いぜ・・・。どれだけ性欲が溜まってたんだ? せっかく旦那がいるのに、相手してもらえないのか? ククク・・・以前は何十人も相手してたというのに・・・この体が、男無しでもつわけないだろ?」

と、久美子は鬼豚の頭を抱え、己の唇で鬼豚の口を塞いだ。
そして舌を捻じ込み、絡みつかせる。
鬼豚は、『言葉』でも陵辱してくる。それを止めるには、これしかないのだ。
アクメの衝撃はいまだ衰えず、恥肛に挿入された指も蠢き続けているが、懸命に舌を動かし鬼豚を責める。
幸か不幸か、久美子の体は指による責めだけでは深いアクメを得られなくなっていた。
多少の性欲は解消されるが、一時しのぎでもあった。
だが今は、そのおかげで鬼豚の卑語を押しとどめることができる。

やがて鬼豚も尻から指を抜き、久美子を抱きしめる。
ふらふらの久美子を支えるようにして、舌を絡めてくる。

くちゅ・・にちゅ、ぬりゅぬりゅ・・・ねろぉぉぉ・・・

涙に頬を濡らす人妻と、にやにや嗤いを浮かべる肥満中年は、午後の寝室で熱いキスを交わし続けた。

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