久美子 ――肥肉に溺れる淑妻――

淫乳奉仕



仁王立ちの鬼豚の前で膝をつく久美子。
眼前には、完全に剥きあがった亀頭。
いよいよ『抜き』のための本格的な奉仕だ。
その前に・・・久美子は視線を上げて主の顔を窺った。

頬を火照らせ、にやにやと嗤う鬼豚。
汗で照り光るその顔には、支配者の余裕と優越が浮かんでいた。
が、それと同時に、切羽詰った焦りのようなものも見え隠れしている。
ひくひくと膨らむ鼻孔、引きつり気味の口の端、震える荒い吐息・・・
性の暴君と言えど、徹底的な焦らし奉仕を受ければ、追い詰められるのだ。
主としてのプライドが、かろうじて余裕の表情を作っていた。

「ほら・・しゃぶっても、いいんだぜ・・・ふぅふぅ・・・俺の『味』、好きなだけ楽しんでいいんだぜ? ぬふぅ・・・」
口調は偉そうだが・・・あさましい『おねだり』だった。
久美子は、湯気を立てる亀頭に顔を寄せる。
包皮越しにしつこく擦り上げたため、先走りが攪拌され白い粘りとなって絡み付いている。
さらに、元々の汚れもあるのだろう。
鬼豚は、基本的にプレイの時しか包皮を剥かないのだ。

鬼豚という男は、外見こそ汚らしいが、風呂好きであった。
彼が放つ匂いが強いのは、不潔だからではなく、本来の『体臭』が強烈なのだ。
しかし、ペニスに関しては性奴の奉仕でしか清めない。
今は蛇腹状になった包皮に隠れて見えないが、エラの裏側にはたっぷりと恥垢が溜まっていることだろう。

亀頭に軽く一息拭きかけると、先端に透明な雫が生まれ、裏スジを伝って垂れ落ちていった。
そして再び、鈴口に雫が膨らんでいく。

ちゅ・・・ちゅるる・・・

新たに生まれた雫を啜り上げる。
懐かしい、主の『味』。

ねろぉ・・・

尿道口を舐め上げる。
「ん・・・むふぅ・・・」
敏感な部分の責めに、鬼豚は小さく呻いた。

ちゅ・・・にゅちゅ・・・

唇を押し当てる。

にちゅる・・にゅる、むにゅるる・・・

亀頭に絡む白い粘りを、己の唇で塗り伸ばす。
いや・・・口紅のように、己の唇に塗りこむ。
そして亀頭先端を唇で挟み込み、唇の収縮のみでマッサージする。
最初はあくまでソフトに、舌は使わず唇だけで奉仕する。

ちゅ・・・むちゅ・・・ちゅ・・・

ついばむようなキスを繰り返すと、亀頭と唇の間に無数の糸が張った。
「むふぅ・・・ふぅ・・・ふぅ・・・」
鬼豚の手が、久美子の頭を撫で回す。
(鬼豚様・・・感じてる・・・。まだ口をつけただけなのに・・・興奮してる・・・)

にゅむ、にゅむ・・・むちゅぅぅぅ・・・ちゅるる・・・

「お・・・おぉぉぉ・・・」
尿道内の先走りを吸い上げ・・・

・・・ちゅぽんっ!

「おほっ!」
一旦唇を離す。
唇に付着した粘りを舌で舐めとり、飲み下す。
そして、亀頭にしゃぶりつく。
本格的なおしゃぶりの開始だ。

ねろぉ・・・ぬちゅ、くちゅ、ぬりゅりゅりゅ・・・にぢゅりゅぅ〜・・・・

舌を絡め、亀頭を清めていく。
茎を掴み、付け根方向に引っ張って、皮を伸ばす。
エラの下を露出させると、そこには白い粘塊がたっぷりと溜まっていた。

「ぬふぅ・・・ここんところ、忙しくてな・・・誰にも奉仕させてないんだよ・・・むふぅ・・・掃除、綺麗に頼むぜ・・・」

じゅくり・・・

久美子の『女』が疼く。
これだけ恥垢が溜まっているということは・・・この数日間、鬼豚は放っていない。
重そうにぶら下がる睾丸・・・その中には、欲望の源がたっぷりと詰まっているのだ。

尖らせた舌にたっぷりと唾液を絡ませ、エラ裏の溝をなぞる。
「おぉぉ・・・はふぅ・・・むふぅ・・・」
鬼豚のペニスでは、一番反応のいいところだ。
色素の沈着したどす黒いペニスにあって、その部分は鮮やかな紅だった。

れろ・・・ぬろぉ・・・ぬりゅ、むちゅ、ねりゅねりゅねりゅぅ〜〜・・・

時折、張り出したエラを唇で嬲る。
エラやカリ溝だけでなく、引き延ばした包皮裏も丁寧に舐め上げる。
先端に雫が溢れると、指先で尿道口周囲に塗り伸ばす。

(鬼豚様・・・すごく・・・固い・・・)
鬼豚は異常なほど勃起力が強く、性欲が漲っているときはペニスの角度を変えることさえ難しい。
久美子は弛んだ腹に顔を押し付け、横から舌を伸ばし懸命に舐め上げる。

舌で拭い取った汚れは、唾液に溶かし込み、口内に塗りつけてから飲み込む。
その間は指を使ってペニスに刺激を与えていく。
「どうだ、久しぶりの俺の『味』は・・・」
「・・・おいしい・・・です・・・。『鬼豚様だけ』の味がします・・・」
恥垢の匂いと味には、他の女のものは混じっていない。
何人もの女を『はしご』してくるときは、ペニスだけでなく玉や尻孔にも、女の欲情の薫りがこびり付いているのだ。
「ククク・・・初モノを犯してそのままなんだがな・・・」
包皮内には生娘の風味も蓄えられていたはずだが、この数日の間に、鬼豚の体臭によってかき消されたのだろう。

むちゅ、ねりゅねりゅ、むにゅる・・・にゅぢゅるるるぅぅ〜〜・・・

久美子は、溜まりに溜まった汚れを丁寧に清めていく。
ひと通り舐め終えたあとは、亀頭を咥え込み唾液の海に浸す。
その状態で舌を使い磨き上げていく。
さらに、包皮をしっかりとたぐり下ろして深くしゃぶり、裏返った包皮も清めていく。
(やっぱり・・・鬼豚様の、大きい・・・)
茎が肉に埋もれているため、見えている部分の長さはそれほどでもなかったが、それでも亀頭サイズや、茎の太さは並以上だ。
特に、エラが大きく張り出し上向きに反った亀頭は、異様なほど攻撃的に見え、そのせいで、サイズが一段と大きく見える。

ある程度綺麗になると、いったんペニスから口を離す。
そろそろ、かつて散々仕込まれた『武器』を使う頃合いだ。

久美子は自らの乳房を持ち、谷間に唾液を垂らす。
(これ・・・すごく久しぶりだけど・・・うまくできるかしら・・・)
そのまま乳房を擦り合わせ、唾液を塗り拡げる。
乳房を左右に割ると・・・・

ねちゃぁぁ〜〜〜・・・

むっとする唾液臭と共に無数の粘糸が張った。
(もっと・・・とろとろにしないと・・・)
さらに唾液を加え、粘りを増していく。
じゅくじゅくに泡だったところで、鬼豚の股間に向かって胸を開いた。

むにゅ・・ぬちゅ・・・

粘つくIカップの間にペニスを挟みこむ。
唾液を追加しながら、揉み上げる。

ぬぢゅ、くちゅくちゅ、にゅむぅ〜、にゅむぅ〜、にゅぢゅりゅぅ〜・・・

剛直と柔肉の絡み合い。
強く挟み扱きあげ・・・互い違いに摺り合わせ錐揉み状に嫐る。
鬼豚のペニスに、唾液を塗りこんでいく。
乳房とペニスが馴染んだところで、一旦解放する。
そして乳首を亀頭に押し当て、エラの裏側を擦りあげる。

「くふぅ・・パイズリのテクも・・・なまってないようだな・・・。旦那にもしてやってるのか?」
「そんな・・・・あの人には・・こんなこと・・・・」
久美子にとって、この技は『忌まわしい思い出』の一つでもあった。
己が穢れた女だと思い出させる行為・・・・この乳房で、数多の精を搾り、受け止めてきた。
柔らかな双球には、男達の欲望が塗りこまれている。
この技を夫に使ってしまうと、夫まで汚れてしまうのではないかという怖れがあった。
そして、乳首は、愛しいわが子に乳を与えるための場所だった。
だから、愛する夫であっても、乳房を使った奉仕など考えたことも無かった。
「他の男にもしてないのか・・・? ほんとにあれから、誰ともしてないのか?」
「す、するわけ・・・ありません・・・」
「ククク・・・ブランクがあるとは思えないぜ・・・むふぅ・・・」

ぬりゅぬりゅ・・・むちゅ・・・ねちゅ、くちゅ・・・

乳房で茎を扱き、先端が露出したところで亀頭をしゃぶり、舌先で尿道口を苛める。
亀頭付け根の包皮を無理矢理戻し、パイズリで皮を剥く。

むりゅん・・・にゅむる・・・むりゅん! ぐにゅる・・・

今度は乳首を使って、皮剥き、戻しを繰り返す。
「あぁ・・・いいぜ・・・おふぅ・・・むふぅ・・・」
包茎男性は、プレイ中に皮が戻るのを嫌がるが・・・ひとたび皮を使った奉仕を受けると、以降は虜となる。
コンプレックスが、快感に変わるのだろう。
包茎の扱いは、鬼豚に徹底的に叩き込まれ、久美子の得意とする技になった。
Hカップの包茎奉仕の魅力に抗える者はおらず、皮肉にも、この技のおかげで久美子は『解放』されたのだ。
そして、Iカップとなった今、乳房はさらに柔らかくなり、あらたな『味』を生み出していた。

乳首で包皮を挟み、リズミカルに上下に扱く。
数回に一度、皮が剥けたときに先端にキスをして、先走りを吸い上げる。

にゅむっ、にゅむっ、にゅむっ、ちゅるる・・ちゅぱっ! にゅむっ、にゅむっ・・・むちゅるるるぅ・・・

再び亀頭を完全に剥きあげる。

じゅわぁぁぁ・・・

(鬼豚様・・・すごく、濡れてる・・・)
溢れる先走りを乳首で絡め取り、亀頭と乳輪に塗り伸ばす。

にちゃ・・・にちぃ・・・ぬちゅ、にちゅ、ねちねちねち・・・

無数の白濁した糸が引く。
乳首が雄のエキスをたっぷりと纏ったところで、しゃぶって舐め取る。

粘液まみれになった亀頭に唾液を垂らしながら、乳首で磨き上げる。
唾液と先走りが交じり合い、淫らな薫りを立ち昇らせる。
(ん・・・はぁん・・・乳首・・・擦れて・・・)
柔らかい乳房にあって、そこだけが固くそそり勃つ。

三年ぶりのフェラとパイズリであったが・・・ペニスの扱いは、体が覚えていた。
奉仕というより・・・ペニスを使っての乳房オナニーだった。
嫐れば嫐るほど、久美子の体も熱くなっていく。
亀頭の熱が乳首にも伝わり、じんわりとした快感が広がっていく。

にぢゅり・・・ぢゅわぁ・・・

膣が潤み、股間が粘つく。
落ち着かなさに身じろぎすると、ますます股間が気になる。
パンティの下は、蒸れきって、熱い。
ぐっしょりと濡れたパンティは、すでに下着としての用を成していなかった。
愛の涎は、ストッキングに包まれた内腿を濡らしている。

淫らな蒸気は否応なく周囲に満ちる。
当然、鬼豚の所まで薫りが届いているだろう。それが久美子に羞恥を与える。

「そろそろ・・・時間が無いぜ・・・」
鬼豚が言う。
久美子は、時間を忘れて熱中していたことに気付いた。

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